Shiras Civics

Shiras Civics

「人生をどう生きるか」がテーマのブログです。自分を実験台にして、哲学や心理学とかを使って人生戦略をひたすら考えている教師が書いています。ちなみに政経と倫理を教えてます。

MENU

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

地方で教員になるということ

今、僕は地方に暮らしています。 学生までは東京に暮らしていました。違う環境で1年を過ごすと、色々と見えてくるものがあります。これから地方に暮らす先生の方もいるかもしれません。 地方で働いて思ったことをつらつらと書いてみようと思うので参考になれ…

【書評】公民を教える先生におすすめ-牧野淳子『投票に行きたくなる国会の話』

公民を担当される先生、この本すごいおすすめです。 社会をより良くするためにどうすればよいのか、具体的な政治参加の在り方が書かれています。新科目「公共」で強調されている「政治参加の手法や原理」、特に国会への働きかけの方法について「そんな方法が…

哲学対話を授業でやってみた-準備編-

今回哲学対話を授業でやってみました。その様子についてはこちらをご覧ください。 www.yutorix.com 実施にあたって色々と準備をしたので、それについて書こうと思います。 哲学対話とは 必要なモノ・こと 参考になるサイト 哲学対話とは ざっくり言えば、あ…

ブログから遠ざかる日々

昨日久しぶりに記事を書きました。 そこまで2週間ほどブログの執筆が滞っていました。 わけがいくつかあったので、備忘録として思いつく限りのことをまとめてみます。 手続き 学校の仕事 忙しくなると ブログの位置づけ これから 手続き 役所へ行ったり、銀…

哲学対話を授業でやってみた

哲学対話を授業で初めて実施しました。その様子についてのレポートです。 そもそも哲学対話って? 対話が始まる 徐々にポツポツと 話題は変わり… 結論はださない 授業者として難しいところ 生徒からの意見 そもそも哲学対話って? みんなで対話を通じて考え…

日本は中国・アメリカどちらと付き合うべきか?-小原雅博『日本の国益』

中国やロシアなどの権威主義国家の躍進が目覚ましい。リベラルな国際秩序が影を潜めていく中で、日本はどうしていくべきなのか、そのヒントをくれるであろう一冊がこちら。 日本の国益 (講談社現代新書) 著者は長年に渡って外交の最前線で活躍してきた元外交…

日本の外交政策は理念通り遂行されてきたのか?-外交3原則について

戦後の日本は戦前の反省を踏まえて国際協調路線の外交政策をとってきた。 日本の外交3原則 外交3原則の破綻が露呈した そして現在は 日本の外交3原則 第二次世界大戦後、日本の外交では「国連中心主義」「自由主義諸国との協調」「アジアの一員としての立場…

初めてのジグソー法-備忘録的に

お覚えでしょうか。年明けにこんな宣言をしたことを。 思考力を重視した授業を3か月に1回はする。 (新卒教員の教科書「2019年の抱負-義理と人情を忘れずに」より) www.yutorix.com 義理も人情も宣言も忘れてません。 年が明けて余裕ができたので よし!生…

現代に甦るホッブズ-グローバル化の逆接

混迷を深める世界はどうなるのだろうか。ホッブズの面影がちらつく。 ホッブズの社会契約説-リバイアサンという国家権力 「新しい」万人の番人に対する闘争 リバイアサンの下で自由は 国家によるテロへの対処 www.yutorix.com ホッブズの社会契約説-リバイ…

立憲主義は果たして勝利したのか?-長谷部恭男『憲法とは何か』

立憲主義とは何か? 立憲主義に基づく憲法 どのようにして立憲主義はできたのか? 正統性をめぐる三つ巴の争い-立憲主義・ファシズム・共産主義 ファーストラウンド:第二次世界大戦 セカンドラウンド:冷戦 立憲主義(議会制民主主義)の勝利? たまには憲…