夏期講習が始まった。
夏休みに突入し、部活動に勤しむ生徒をよそに大学受験生は机に向かう。
私は公民科を担当しているので、センター試験で利用する生徒を対象に教えている。
まずは授業の中で学んだことを復習してもらう期間である。
そういうことを念頭に置いているから必然的に授業ではネタを入れて笑いをとるようにしている。
多くの中高生にとって「勉強の内容が好きであること」と「教えている先生自体が好きであること」はほぼ同義である。
であるから、下記のようなことが求められる。
教師というのは感情労働を求められる職業。
— 白洲 (@dokomademoinaka) July 12, 2019
いわゆる「人の良さ」が授業をはじめとした教育活動において極めて重要である。
「ユーモラス」「明るい」といったノンバーバルな要素の有無は、授業内での生徒の反応に大きく影響を与える。
こうした部分が弱い人は演者となる必要がある。
元々内向型の自分にとっては、人前で話すことは大変な労力を伴う行為である。
けれども、それが苦痛でなく、むしろ楽しく感じるのはきっと教えること、授業が心から好きだからだろう。「楽しく」を心掛けているうちに、日常生活でも自然にそれができてきた気がする。
楽しい授業をすると、生徒も心を開く。
ああ、頑張ろうと思う。なんとステキなサイクルだろうか。