新卒教員の教科書

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新卒のあの頃の自分へ向けたメッセージをつらつらと書いております。『新卒教員としてのオリジナルテキスト』をつくろうという試みによるブログ。社会科のこととかビビッときた本の書評とか日常生活のこととか。

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『べしゃり暮らし』から思い出す教育実習の1シーン

 

つまんねぇんだよな

 

教育実習の研究授業後のことだった。

 

  

研究授業が終わった後のこと

 

 

入念に準備した教材。

パワーポイントはもちろん、何度も直したプリント。

 

授業が終わると生徒たちの拍手が響いた。他教科の先生方も観に来てくれた。大絶賛をいただき、他の実習生からも称賛されまくった。

 

当たり前じゃ。今までどんだけ勉強してきたと思っとるんじゃ…

 

その後、先生方にコメントをもらいに行った。

褒められるぞ…!!

 

そう思って浮かれながら聞きに行ったとき、冒頭の言葉をもらった。

 

もう有頂天になっているものだから、批判を求めていない。承認・賞賛を確認するためにコメントをもらいに行っていた。人間、都合のいいものである。

びっくりして言葉が出なかった。

 

もちろん、尊敬する先生から衝撃的な言葉をもらったから驚いたというのはある。

 

真意はいずこに

べしゃり暮らし』という漫画がある。

 

 

主人公は高校で爆笑王の異名を持つ上妻。

しかし、転校生に元お笑い芸人の辻本がやってきて、プロのお笑いの世界に関わることになる。

 

ある日、辻本の先輩であるお笑い芸人である金本に接触する機会を上妻はもつ。

「プロの芸人に認められる!」

そう意気込んだ上妻は自分の書いたネタをその芸人に見せる。

 

ネタを読み終えた芸人は一言。

 

おもんないわ

 

自信を打ち砕かれた上妻は逃げ去るように部屋から出てしまう。

 

辻本は金本に尋ね、その後真意が語られる。

 

辻本:そんなにダメでしたか…あいつのネタ

金本:何や、お前見てへんのか?

 

下ネタと一発ギャグのオンパレードや

それがまたしょーもない

ネタを客観的に見れてへん

破綻したネタの典型や

 

俺が高校の時に書いてたネタによう似てるわ

 

辻本:…じゃ…

金本:別に褒めてへんぞ

ああいう奴は一ぺん打ちのめしたらあかんねん

てゆーかこんなモン挫折のうちに入らんけどな

 

フッ

あんなクソネタを何の臆面もなくプロに堂々と見せられる度胸はまあ大したモンやけどな

(2巻第14話より)

 

才能を感じるからこそ、井の中の蛙にならないよう、調子に乗らないよう痛い目を見せたのである。

 

まさしくかつての私である。

というか、今もそうかもしれないが笑

 

実習先の先生も、研究授業ごときで浮かれて採用試験に臨まないよう、きちんと見てくれた上に、指摘までしてくれたのである。

今思えば、その人のおかげでより高みに登れるきっかけが得られたのだ。とても、とても幸せなことである。

 

何にせよ、こうして指摘してくれる人を持てることは幸せである。

普通は無関心を決め込み、適当に受け流すだろう。

 

言われるうちが華

 

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人に指摘されることで、自分の弱点がわかることは結構ある。

自分で客観視するにも限界がある。自分にない視点を持っている先輩に教えてもらうことで、成長のきっかけにできる。

 

自分の弱みに向き合うことはつらい。でも、それを乗り越えた時に大きく成長できる。

 

漫画に大切なことを教えてもらった。

 

ちなみにべしゃり暮らしは現在、テレビ朝日でドラマが放映されている。

www.tv-asahi.co.jp

 

www.yutorix.com

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