Shiras Civics

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「人生をどう生きるか」がテーマのブログです。自分を実験台にして、哲学や心理学とかを使って人生戦略をひたすら考えている教師が書いています。ちなみに政経と倫理を教えてます。

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2016-01-01から1年間の記事一覧

安定した政治のための工夫~アメリカ大統領選挙制度の特徴~

首相公選制とは アメリカの政治が安定している背景 権力分立 選挙期間の長さ 巧みな制度設計 アメリカでは大統領選挙の真最中である。ドナルド・トランプ氏が共和党の正式候補となり、民主党の正式候補となったヒラリー・クリントン氏と激戦を繰り広げている…

北海道新幹線から考える資本主義

北海道新幹線の開業 北海道新幹線が赤字を出している背景 北海道新幹線の価値はどこにあるのだろうか 暴走列車「資本主義号」 北海道新幹線の開業 北海道新幹線が3月26日に開業してから3週間が経過した。整備計画が立てられてから実に43年が経過しており、…

共同体を作る宗教

宗教共同体 日本における宗教共同体 世間とは 現代における変化 世間の消滅がもたらしたもの 最近、「絆」や「コミュニケーション」、「コミュニティ―」といった言葉をよく耳にする。なぜ、今になって絆やコミュニケーションといったことが注目されるように…

社会主義という宗教

歴史的に見れば、宗教は貧困や差別などの社会矛盾が蔓延しているときに拡大してきた。イスラム教やキリスト教、仏教の世界三大宗教ですら例外ではない。宗教は差別や格差などが社会に蔓延しているときに勢力を伸ばしてきたのである。 三大宗教について イス…

「普遍的な」人権思想、ヨーロッパで生まれた人権思想

今年は国際人権規約が採択されてから50年になる。なぜかは分からないが、「人権」という言葉を聞くたびに不思議な違和感に襲われる。今日はその人権について考えてみたい。「朕は国家なり」というルイ14世の言葉に現れているように、中世末期のフランスでは…

新しいアメリカンドリーム

資本主義が国是の国で社会主義者が登場した異様さ アメリカンドリーム=資本主義での成功 夢の裏側にあるものは… 新しい夢を求める人々 人は夢を見る。夢は、多くの人を魅了する。1867年のロンドンでマルクスは『資本論』を発表し、それ以降、彼の思想は世界…

立法とは何か

イギリス人民は、選挙中は自由だが、選挙が終われば忽ち奴隷となるという言葉をルソーは残している。この言葉は今の我々の議会制民主主義を考える上で大きな示唆を含んでいる。今日は議会の主な役割である立法機能について、日本の「国会」を例に考えてみた…

なぜ自律的である必要があるのか-教育目標としての自律-

なぜ自律的である必要があるのか 自律性とは 自律性が求められる背景はなんなのか なぜ価値観が多様化したのか 共通の規範がないとどうなるか 自律性を養う教育とはなんだろうか 中学校学習指導要領の道徳では、その内容として自律性を養うことが項目の一つ…

歴史を教えるということ

歴史教育をする意義について考えた そもそも歴史とはなんだろうか 歴史の最前線にある現代 比較という視点:検討をするための土台 必須の教養教育としての歴史教育 具体的にはどのような歴史教育を行っていくべきなのか 歴史教育をする意義について考えた そ…