Shiras Civics

Shiras Civics

「大人のための倫理、政治・経済」というテーマで色々書いてます。政経や倫理の講義、大学(中学)受験、書評、キャリア教育、社会科教育、時事問題、教師の日常などなどを発信してます。

MENU

先生向け-主権者教育

たった一ヶ月前の都知事選挙の話をもう誰もしなくなった

東京都知事選挙が終わってからはや1ヶ月。 もう選挙の話題をする人は誰もいません。新聞を1紙、ネットニュースも毎日チェックしていますが、少なくともメディアでは過去の選挙の話題は取り上げられていないみたいです(選挙違反が見つかった場合などは例外で…

【主権者教育のヒントに】対話とデモが大事なわけ-民主主義は私たちがつくるもの

www.ide.go.jp 久々に面白い記事を見つけました。 リンク先の記事は民主化について論じていますが、この記事では民主主義の限界とそれをどう乗り越えるかについて論じます。 手続き的民主主義とその限界 民主主義を実質的なものにするには対話や直接行動も重…

【主権者教育のヒントに】"Change.org"をご存じですか?-社会を変えるプラットフォーム

今年の3月、コロナウイルス感染症拡大に伴って、全国の学校が一斉休校になりました。 4月になっても感染症の流行は収束しませんでしたが、各都道府県の教育委員会は学校の再開を発表。それに対して、高校生らが問題提起の動きを見せました。 彼らはインター…

なぜ、教壇に立っているのか

あなたはなぜ教壇に立つのですか。 こう聞かれて、どう答えますか? 大学時代の教職課程、おぼろげな記憶をさかのぼると、周りに結構多かったのが「親が教師だから」「教師にあこがれたから」という理由だった。 別にこれ自体は悪くない。むしろ尊敬できるロール…

選挙だけじゃない、社会参画の方法-新科目「公共」と主権者教育-

どこに参画するのか 「社会参画」を細分化する 社会参画の例 授業で扱うのは… リアルさの重要性 2022年から高校で新科目「公共」が導入されます。 そこでは自立した主体として社会参画する態度を育むことが期待されています。 では、社会参画とは何なのか。 …

公民の先生だからできること~わかりやすさと自分ごと化~

先の参議院選挙が終わった後、ニュースを見ていて結構多いなあと感じた意見があります。 そもそも政治ってよくわからないし、投票がどういう意味があるのかわからないという声です。 これを文字通り受け取ってはいけないと思います。 つまり、政治制度だとか…

これからの時代のリーダー

個人化、グローバル化、少子高齢化 現代社会のリーダー像 「多数派」というものが形成されにくい世である。 現代社会は多様な価値観が共存する社会である。ウルリッヒ・ベックはこうした現代社会の現象を「個人化」と呼んだ。個人化とは、従来の価値観や慣習…

論文「平等と格差の社会思想史」まとめ

格差の問題点 格差に対する認識の推移 近年の格差への潮流 解決策は まとめ・疑問 参考 右を向いても「格差」、左を向いても「格差」である。 格差が社会的に「問題」として認識されているようだ。書店に行けば、「格差」を冠した本が平積みにされているし、…

選挙なんて意味ないんじゃないかな ~カウンターデモクラシーについての覚書~

選挙なんて意味ないんじゃないか…。 高校生の頃から感じていた疑問とは裏腹に、「選挙に行こう」という標語が日常生活の至る所で散見された。特に2015年に選挙権年齢が引き下げられてから、18歳選挙権を推進する運動で世間は大きく盛り上がった。しかし、そ…

文書改竄は何が問題なのか

文書改竄の問題点~民主主義とどんな関係にあるの?~ そもそも文書の改竄ってなんなの? 民主主義を維持するには不断の努力が必要 絶対的権力は腐敗する 19世紀英国のアクトン卿の言葉である。100年以上前の発言ではあるが、現代の民主主義社会においても大…

説明責任について

民主主義における説明責任 教育における説明責任 説明責任よりも考えるべきことがある 政治学において説明責任という言葉がある。説明責任はアカウンタビリティーといい、アカウンティング(説明)とレスポンシビリティー(責任)を合わせた造語である。この…

主権者を養うためには

新たな科目「公共」とはなにか 「公共」の目指す資質の獲得 環境要因の重要性 次の高等学校学習指導要領では主権者教育の推進が謳われるようだ。「公民」の中で新たに設置される「公共」は主権者教育の推進の鍵となる科目である。以下は記事の一部抜粋である…

自由民主主義の価値

権威主義と自由民主主義 経済が発展している間は不満はない 変えられるチャンスは市民にある 中国が目覚ましいスピードで発展を遂げている。台頭する中国を賛美する声が増えていく一方で、日本やアメリカ、EU諸国など自由民主主義諸国の凋落ぶりを嘆く声が聞…

政治参加の意義

ルソーの指摘 伝統的な政治参加 試作段階の政治参加 ルソーの指摘 フランス革命に大きく影響を与えたルソーは次のような言葉を残している。 「イギリスの人民はみずからを自由だと考えているが、それは大きな思い違いである。 自由なのは、議会の議員を選挙…

柳田国男の教育論を現代風に解釈してみた

一人前の定義 新聞を読むことの現代的意味合い 現状は その背景 これからできること 新聞離れは確かに進んでいる 大事なことは得た情報をどうするか 民俗学者の柳田国男は、戦後に新設された社会科の目標を「一人前の選挙民をつくること」とした(西内裕一「…

「普遍的な」人権思想、ヨーロッパで生まれた人権思想

今年は国際人権規約が採択されてから50年になる。なぜかは分からないが、「人権」という言葉を聞くたびに不思議な違和感に襲われる。今日はその人権について考えてみたい。「朕は国家なり」というルイ14世の言葉に現れているように、中世末期のフランスでは…

歴史を教えるということ

歴史教育をする意義について考えた そもそも歴史とはなんだろうか 歴史の最前線にある現代 比較という視点:検討をするための土台 必須の教養教育としての歴史教育 具体的にはどのような歴史教育を行っていくべきなのか 歴史教育をする意義について考えた そ…

民主主義と有権者の態度~アメリカ大統領選挙から考える有権者のあり方

アメリカ大統領選挙が始まった。最新の世論調査によれば、共和党候補の中でドナルド・トランプ氏がトップを独走しているようだ。 トランプがどうして一位に? 政治にイライラする理由 歯切れはいい。でもそれってほんとのこと? たとえば…「日米安保条約は不…

権力を支える自覚

ある意味、高校の時は浮いていた 自覚がないままの支持者 支持・不支持に自覚的に向き合うこと どう向き合うか -手段は選挙だけじゃない- 大切なことは関心を持つこと ある意味、高校の時は浮いていた 高校生の時から、僕の周りで政治に関心を抱く人は、ほ…