Shiras Civics

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「人生をどう生きるか」がテーマのブログです。自分を実験台にして、哲学や心理学とかを使って人生戦略をひたすら考えている教師が書いています。ちなみに政経と倫理を教えてます。

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2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】民主主義だけが正義じゃない-森炎『裁判所ってどんなところ?』

去年読んだ本をもう一度読み直しています。 今回はこちらです。司法権に関する入門書です。 裁判所ってどんなところ?: 司法の仕組みがわかる本 (ちくまプリマー新書) 作者: 森炎 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/11/07 メディア: 新書 この商品を含…

投票-めんどくさくて、わかりづらくて、ありがたみのないもの-

統一地方選を目の前にしてなんてことを言うんだと思った方もいると思います。 タイトルはショッキングですが、言いたいことは表題とは真逆のことです。 なぜ投票率が下がっているのか、巷で言われていることとは別の視点から考えてみたいと思います。 投票率…

【書評】地方自治の時代へ-村林守『地方自治のしくみがわかる本』

修了式が終わりました。教員一年目は終わりましたが、勉強が終わることはありません。積読の消化にまいります。 おすすめポイント おすすめの方 授業のアイデア まとめ 今回はこちら。 地方自治のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書) 作者: 村林守 出版社/…

生徒と向き合うということ-褒めて叱ってぶつかろう-

何気ない日常がガラッと変わって見えるような出来事。 そんな原体験は突然訪れます。 僕にとっては今日はそんな日だったようです。 今までの人生で人と向き合うということをおざなりにしてきた。けど高校生にとって叱ってくれる人や誉めてくれる人なんて社会…

やっと100記事!-過去の人気記事は?-

昨日書いた記事でやっと100記事に到達しました。 www.yutorix.com このブログも実は2014年からやっていますから、ブログ歴は4年以上になります。 (整理せずに次々と食材を買ってはぶち込まれた冷蔵庫の中くらい放置していました。本格的に稼働したのは去年…

セーフティーネットがガチャっておかしくない?っていう話

カルチャーショック 日本全体で格差が広がっている セーフティネットとしての家族 最後の砦がガチャで決まる時代 政府のすること/市場のすること カルチャーショック 僕は今年度から社会人になりました。 初任給という形で給料をいただいています。 ですが…

【書評】財政は社会の設計図-神野直彦『財政のしくみがわかる本』

ひたすら積読を消化しています。 今日紹介する本は、神野直彦先生の書いた『財政のしくみがわかる本』です。 財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書) おすすめポイント おすすめの方 人によっては?かも まとめ おすすめポイント こちらの本、平易な言葉…

【書評】戦後の歴史をコンパクトに-中村政則『戦後史』

積読の消化期間に入っています。 統治機構を勉強するなら日本の現代史はもう一度おさらいしよう!ということでこちらの本を手に取りました。 戦後史 (岩波新書 新赤版 (955)) 出版は2005年。およそ15年のロスは最近ブームの「平成史」関連の書籍を手に取って…

二次試験で公民系科目を利用できる国公立大学

※2020年8月21日に再更新しました。一橋大学が倫政を廃止します。 国公立大学の二次試験で公民系科目が受験科目となっている大学は非常に少ないです。 地理歴史はほとんどの大学で受験可能ですが、公民科は本当に少ない。受験生にとっても教員にとっても悩み…

【書評】日本のルール=行政を知ろう-新藤宗幸『行政って何だろう』

水道事業の民営化が決まりました。 政府部門の民営化はイギリスが先行していますが、かの地では格差が拡大したことで社会的排除が問題となっています。 日本でも、特に2000年代から新自由主義的改革が進み、政府規制が緩和されていきました。行政の仕事がど…