新卒教員の教科書

新卒のあの頃の自分へ向けたメッセージをつらつらと書いております。『新卒教員としてのオリジナルテキスト』をつくろうという試みによるブログ。社会科のこととかビビッときた本の書評とか日常生活のこととか。

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ストレスケアには音楽を聴きながらランニングを

現代社会において毎日のストレスケアは非常に重要である。 学生・社会人を問わず、多様な人とかかわる現代人にとってストレスは避けがたいものである。 しかし、時にストレスに負けてしまいそうなときもあるだろう。 社会人なりたての頃、慣れない環境にスト…

やっぱり授業は楽しい

夏期講習が始まった。 夏休みに突入し、部活動に勤しむ生徒をよそに大学受験生は机に向かう。 私は公民科を担当しているので、センター試験で利用する生徒を対象に教えている。 それゆえ、今の時期はガリガリと詰め込む時期ではない。 まずは授業の中で学ん…

桜丘中学校の取組みから考える、これからの学校の在り方-市民を育てる学校-

学校の役割は何でしょうか。 デレックヒーターというイギリスの政治学者がいます。 彼はこんなことを言っています。 自由民主主義国家における教育は、個人の発達と子どもたちを生まれた社会に適応させるという2つの目的を持つものである。 // リンク 学校に…

一学期で意識すべきことは学習規律の身体化

教員としてのジレンマがある。 授業中の私語をどうとらえるか、という問題だ。 私は学習規律を重視するタイプなので、号令をダラダラやったり、教員が話している時に私語をされるとかなり嫌悪感を抱く。 しかし、そうした態度に対して強く注意できない理由が…

「楽しく」を胸に刻もう

授業の時間が近づくにつれて、息が荒くなる。 キーンコーンカーンコーン ああ…チャイムが鳴った。授業に行かなきゃ… 職員室を出て、教室に向かう階段。一段一段上るごとに息が荒くなる。 呼吸が浅くなり、心臓がバクバクする。 緊張は最高潮に達する。 やば…

日々ネタを集めては使って…

騒がしい授業。 どんな先生でも、授業中に生徒の私語がやまない場面は見たことはないでしょうか。 もちろん、自分の授業ではなく、同僚の授業も含めてです。 去年、私が担当していたクラスの大部分はスポーツ推薦で入学してきた生徒が多くを占めるクラスでし…

教材研究で役に立つテレビ番組【公民科】

はやしさんより クローズアップ現代 バンキシャ オイコノミア 世界の哲学者に人生相談 まろさんより 映像19 トップニュース 国際報道 個人的に 欲望の資本主義 映像の世紀 昨日、地理のネタ探しにテレビ番組を活用しているという宮地先生のツイートを見かけ…

授業の成否は結局ラポール

新学期が始まり二か月が過ぎました。 高3生も受験に向かってシフトチェンジするころでしょう。 かといって受験!受験!と汲々としていない時期でもあるのかなと思います。 私の担当するのは公民科目です。 受験生はセンターでしか使いません。 ですので重要…

橋下徹氏の発言に見るこの国のリーダーたち

東洋と西洋で異なる為政者観 橋下氏の発言から見えてくるのは 民主主義社会において王は国民 一億総帝王 一匹の妖怪が日本を徘徊している、分断という妖怪が。 最近、分断社会というキーワードを目にすることが増えた。 さて、橋下徹氏のツイートが注目を集…

教材研究で役に立つサイト【公民科】②

第二弾です。 今回はコンテンツ中心のサイトだけでなく、授業実践例が豊富に掲載されているサイトも紹介します。 www.yutorix.com 片岡勝規の公民科倫理教科研究室 ロックで学ぶ現代社会 独立行政法人や中央省庁の教材用ページ 北方領土学習教材 法教育学習…

教材研究で役に立つサイト【公民科】

教育実習の時期です。 既に実習へ行かれている方はもう授業を担当されているかと思います。 これから実習へ行かれる方も授業準備に余念がないのではないでしょうか。 それから私学の採用試験も続々と始まっています。 今回は公民科の教材研究で私が参照して…

我々教師の存在意義とは

授業準備が大変です。 進学コースを教えることになりました。 大学受験生の演習授業も持っているので、プリントやら過去問やらの教材研究、そして今年度から校務分掌も変わったので、忙しくなりました。 GWも授業準備で消えそうですが、ここで考えたことをざ…

意味のない会話の意味

大人になって コペルニクス的転回 殻を破ろう 意味のない会話がキライでした。 ダラダラと内容のないことを言われると、 「こいつは何が言いたいんだ?」 とイライラしてきます。自分の時間が奪われている感覚になるのでしょうかね。 しかし、教師という職業…

35歳は学びの限界?

最近、部署を移動して慌ただしくなったため、自分の勉強がぱたりと止んでしまいました さて、今日思ったことについてです。 35歳限界説というものがあります。 「35歳になったら、もう体力もなくなって、意欲も減退するから、それまでの学びの貯金を切り崩し…

【書評】民主主義だけが正義じゃない-森炎『裁判所ってどんなところ?』

去年読んだ本をもう一度読み直しています。 今回はこちらです。司法権に関する入門書です。 裁判所ってどんなところ?: 司法の仕組みがわかる本 (ちくまプリマー新書) 作者: 森炎 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/11/07 メディア: 新書 この商品を含…

投票-めんどくさくて、わかりづらくて、ありがたみのないもの-

統一地方選を目の前にしてなんてことを言うんだと思った方もいると思います。 タイトルはショッキングですが、言いたいことは表題とは真逆のことです。 なぜ投票率が下がっているのか、巷で言われていることとは別の視点から考えてみたいと思います。 投票率…

【書評】地方自治の時代へ-村林守『地方自治のしくみがわかる本』

修了式が終わりました。教員一年目は終わりましたが、勉強が終わることはありません。積読の消化にまいります。 おすすめポイント おすすめの方 授業のアイデア まとめ 今回はこちら。 地方自治のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書) 作者: 村林守 出版社/…

生徒と向き合うということ-褒めて叱ってぶつかろう-

何気ない日常がガラッと変わって見えるような出来事。 そんな原体験は突然訪れます。 僕にとっては今日はそんな日だったようです。 今までの人生で人と向き合うということをおざなりにしてきた。けど高校生にとって叱ってくれる人や誉めてくれる人なんて社会…

やっと100記事!-過去の人気記事は?-

昨日書いた記事でやっと100記事に到達しました。 www.yutorix.com このブログも実は2014年からやっていますから、ブログ歴は4年以上になります。 (整理せずに次々と食材を買ってはぶち込まれた冷蔵庫の中くらい放置していました。本格的に稼働したのは去年…

セーフティーネットがガチャっておかしくない?っていう話

カルチャーショック 日本全体で格差が広がっている セーフティネットとしての家族 最後の砦がガチャで決まる時代 政府のすること/市場のすること カルチャーショック 僕は今年度から社会人になりました。 初任給という形で給料をいただいています。 ですが…

【書評】財政は社会の設計図-神野直彦『財政のしくみがわかる本』

ひたすら積読を消化しています。 今日紹介する本は、神野直彦先生の書いた『財政のしくみがわかる本』です。 財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書) おすすめポイント おすすめの方 人によっては?かも まとめ おすすめポイント こちらの本、平易な言葉…

【書評】戦後の歴史をコンパクトに-中村政則『戦後史』

積読の消化期間に入っています。 統治機構を勉強するなら日本の現代史はもう一度おさらいしよう!ということでこちらの本を手に取りました。 戦後史 (岩波新書 新赤版 (955)) 出版は2005年。およそ15年のロスは最近ブームの「平成史」関連の書籍を手に取って…

二次試験で公民系科目を利用できる国公立大学

国公立大学の二次試験で公民系科目が受験科目となっている大学は非常に少ないです。 地理歴史はほとんどの大学で受験可能ですが、公民科は本当に少ない。受験生にとっても教員にとっても悩みどころですよね。 なかなかまとまったサイトもなく困っている方も…

【書評】日本のルール=行政を知ろう-新藤宗幸『行政って何だろう』

水道事業の民営化が決まりました。 政府部門の民営化はイギリスが先行していますが、かの地では格差が拡大したことで社会的排除が問題となっています。 日本でも、特に2000年代から新自由主義的改革が進み、政府規制が緩和されていきました。行政の仕事がど…

地方で教員になるということ

今、僕は地方に暮らしています。 学生までは東京に暮らしていました。違う環境で1年を過ごすと、色々と見えてくるものがあります。これから地方に暮らす先生の方もいるかもしれません。 地方で働いて思ったことをつらつらと書いてみようと思うので参考になれ…

【書評】公民を教える先生におすすめ-牧野淳子『投票に行きたくなる国会の話』

公民を担当される先生、この本すごいおすすめです。 社会をより良くするためにどうすればよいのか、具体的な政治参加の在り方が書かれています。新科目「公共」で強調されている「政治参加の手法や原理」、特に国会への働きかけの方法について「そんな方法が…

哲学対話を授業でやってみた-準備編-

今回哲学対話を授業でやってみました。その様子についてはこちらをご覧ください。 www.yutorix.com 実施にあたって色々と準備をしたので、それについて書こうと思います。 哲学対話とは 必要なモノ・こと 参考になるサイト 哲学対話とは ざっくり言えば、あ…

ブログから遠ざかる日々

昨日久しぶりに記事を書きました。 そこまで2週間ほどブログの執筆が滞っていました。 わけがいくつかあったので、備忘録として思いつく限りのことをまとめてみます。 手続き 学校の仕事 忙しくなると ブログの位置づけ これから 手続き 役所へ行ったり、銀…

哲学対話を授業でやってみた

哲学対話を授業で初めて実施しました。その様子についてのレポートです。 そもそも哲学対話って? 対話が始まる 徐々にポツポツと 話題は変わり… 結論はださない 授業者として難しいところ 生徒からの意見 そもそも哲学対話って? みんなで対話を通じて考え…

日本は中国・アメリカどちらと付き合うべきか?-小原雅博『日本の国益』

中国やロシアなどの権威主義国家の躍進が目覚ましい。リベラルな国際秩序が影を潜めていく中で、日本はどうしていくべきなのか、そのヒントをくれるであろう一冊がこちら。 日本の国益 (講談社現代新書) 著者は長年に渡って外交の最前線で活躍してきた元外交…