Shiras Civics

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「人生をどう生きるか」がテーマのブログです。自分を実験台にして、哲学や心理学とかを使って人生戦略をひたすら考えている教師が書いています。ちなみに政経と倫理を教えてます。

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時事論考-教育問題

先生はジョブ型?メンバーシップ型?~先生の採用と働き方のギャップについて~

今日はこういうお話です。 教員って採用前は科目ごとのジョブ型メインだけど、入ったらメンバーシップ型の仕事の割合高めですよね。でも学校組織の仕事を体験する機会が数週間の実習しかないから、ミスマッチが起きやすい。そういう意味では、長期インターン…

【教育関係者向け】小学校から主権者教育~文科省の有識者会議が提言

小学校から主権者教育を積極的に推進すべきという提言が出されました。 www3.nhk.or.jp 主権者教育とは? 何で小学生から? 先生に出来ることは? 主権者教育とは? 学術会議が2020年8月に発表した「主権者教育の理論と実践」によれば、主権者教育とは、「政…

【大人のための政治経済】いよいよ米国大統領選挙!トランプ・バイデン候補の政策比較まとめ

いよいよ明日11月3日は米国大統領選挙です。 直前ということで、簡単に両陣営の政策比較をまとめました。 是非ご覧ください! 両陣営の政策まとめ それぞれ解説 オバマケア 税制 新型コロナ対応 雇用・経済政策 人種差別問題 パリ協定 対中国政策 対中東政策…

【教育関係者向け】主体的・対話的で深い学びの整理①~新学習指導要領から教育のゴールを考える~

学習指導要領という全国の先生たちのバイブルがあります。 10年ごとに改訂され、ちょうど今頃が改訂の時期になります。 先生が行う授業だけでなく、中学入試や高校入試、はたまた大学入試なども学習指導要領の内容に基づいて作成されるので、教育業界にとっ…

【学校・教師の役割とは?】アマルティア・センに学ぶ教育格差への処方箋

先日のこちらの記事では、教育格差がなぜ問題かについて考えました。 簡単に言えば、自由を根本的な理念とする社会にもかかわらず、初期条件によって、その後の人生において享受できる自由の程度に差があるから問題だという話でした。 だからこそ、自由の配…

「正直に言いなさい」という道徳と、黙秘権という憲法の乖離

※随筆です。 人は過ちを犯す生き物である。 誰しも一度は悪事を働いただろう。 それが明るみになったとき、親や先生から「正直に言いなさい」と諭されて育ってきた人は多い。 正直に述べ、そして反省することは望ましいこととされてきた。 そして、大人にな…

国立大学の授業料値上げ検討のニュースとヤフコメのまとめ

ちなみに昔の授業料はどのくらいか 世間の反応は 最も「そう思う」が多いコメント 2番目 3番目 4番目 5番目 まとめ 国立大学が授業料を値上げしそうだ。 国立大学の状況は厳しい。毎年国立大学に配分されている交付金が減少しており、大学関係者にとっては経…

過度な能力論を相対化してみる

グローバル化が進むとか格差が広がるとかいう社会の変化に伴う混乱に対応するのは基本的に社会福祉マターであるはずなのに、それを「そんな時代でも生き残れるタフさを育てる教育」みたいに教育マターとして解決しようとするから極端な教育政策論が飛び出す…

5Gは教育をどう変えるのか~ミクロとマクロの両面から考察する~

5Gとは何か・何ができるようになるのか 教育における変化 ミクロな変化 実現のためには マクロな変化 5Gへの注目が高まっています。 5Gとは次世代通信システムのことで、ビジネスの分野では世界的な5G推進の競争が繰り広げられています。ファーウェイやサ…