Shiras Civics

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「人生をどう生きるか」がテーマのブログです。自分を実験台にして、哲学や心理学とかを使って人生戦略をひたすら考えている教師が書いています。ちなみに政経と倫理を教えてます。

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2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『天皇の日本史』『近代天皇論』を読んで、天皇について考えた

先日、皇太子殿下が58歳の誕生日を迎えた。来年には天皇陛下の退位が予定されており、皇室や天皇の在り方に関する議論が論壇を賑わせている。 にもかかわらず、天皇についてあまりにも自分が無知なことに気付いた。慌てて書店に行って手に取ったのがこの2冊…

説明責任について

民主主義における説明責任 教育における説明責任 説明責任よりも考えるべきことがある 政治学において説明責任という言葉がある。説明責任はアカウンタビリティーといい、アカウンティング(説明)とレスポンシビリティー(責任)を合わせた造語である。この…

かぼちゃの馬車の問題が教えてくれること

かぼちゃの馬車問題 問題点は二つある 必要性を超過する供給 より安全に、より快適に暮らしたい こうした欲求の存在は、人類社会を発展させる原動力として機能してきた。しかし、過度な欲求の拡大は人類にとって毒となるようだ。 かぼちゃの馬車問題 都内で…

経済発展を支える根幹~歴史から考えるとみえてくるもの~

古今東西、あらゆる悩みは経済問題 経済発展を支えるものは何か 時代をさかのぼると… 経済発展の背後にあったもの 経済発展を支えるものは何か 古今東西、あらゆる悩みは経済問題 あらゆる政権における課題に経済発展がある。それは古来から為政者が気にかけ…

表層的な禁止~「人返しの法」と「大学定員抑制策」の共通点~

ある政策との類似性~江戸時代版定員抑制策~ なぜ若者は上京するのか どちらにも共通するのは根本的な背景を見ずに、表層的な対策をするところ 10年間ながらも東京23区内の大学定員抑制が閣議決定された。東京への人口一極集中を是正し、衰退が叫ばれる地方…

人が移住する理由

歴史的な人口流入の例 現代における人口流入 雇用という視点から見てみると ただ雇用があるから移住するのか 現在の東京都の人口は1370万人を超える。日本全体では人口減少局面に入ったにもかかわらず、東京では人口が年々増加している。これは出生数の増加…

大量廃棄問題に見る資本主義

無限の資本主義 有限を最大限に活用した江戸時代 縁起は良いが、需要はさほどなかったようである。節分の日に店頭に並んだ恵方巻は大部分が売れ残り、大量に廃棄されている。しかし、この問題は恵方巻に限ったものではない。 www.asahi.com 無限の資本主義 …

歴史から仮想通貨を考える

鎌倉~室町時代の通貨事情 仮想通貨との比較 2日、金融庁が仮想通貨取引所のコインチェックに立ち入り検査を実施した。仮想通貨に対する監視体制が強化される一方で、マネーロンダリングなど違法な資金調達の温床になるといった理由から、インドや中国など各…

主権者を養うためには

新たな科目「公共」とはなにか 「公共」の目指す資質の獲得 環境要因の重要性 次の高等学校学習指導要領では主権者教育の推進が謳われるようだ。「公民」の中で新たに設置される「公共」は主権者教育の推進の鍵となる科目である。以下は記事の一部抜粋である…