お盆休みが終わってしまいました。
民間企業に勤めている方と飲むと「こっちは休みなんかないぞ!」と叱責されますが、休んだからには何がしかの成果がないと気が済みません。
振り返りがてら、ちょっとまとめてみたいと思います。
読書
①今求められる学力と学びとは
これ、めちゃくちゃおすすめです。メリトクラシー論が新学習指導要領の背後にある議論ですが、どうしてそのような流れになったのかが社会像・人間像を踏まえて述べられているので、非常に参考になります。
今求められる学力と学びとは―コンピテンシー・ベースのカリキュラムの光と影 (日本標準ブックレツト)
- 作者: 石井英真
- 出版社/メーカー: 日本標準
- 発売日: 2015/01/27
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これを読んだら『暴走する能力主義』も併せて読みたいですね。
②スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編/マクロ編
スタンフォードシリーズを読みました。例えが豊富で分かりやすいですが、内容が浅いことと、いかんせんアメリカの教科書なので、日本の事例を述べている本にもアクセスしないといけませんね。
経済学が苦手なので、ミクロ・マクロと一通り読みました。でも、数式を全く使わないので、数式やグラフを詳しく説明している本にも当たらねばと思います。
マンキュー、スティグリッツあたりの教科書かな~
(個人的には公務員試験用のテキストもわかりやすいと思うけども、要点だけの記述なので勉強が続く気がしない。)
- 作者: ティモシー・テイラー,池上彰,高橋璃子
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2013/02/23
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③勇気ってなんだろう
本屋で立ち読みをしていて、ビビっときました。
衝動的に買いましたが、特に愛媛県警の裏金作りを告発した仙波敏郎さんの章が面白かった。この本に通底しているのは、組織や周囲に反して声を上げる勇気を持った人たちを称賛しているところです。
アイヒマンにならないためにも一読の価値ありですね。
④きけわだつみのこえ
8月15日に読み返しました。
何かと右・左であることにレッテル貼りをする世の中になりましたが、立場を越えて当時の若者が何を考えたのか思いをはせるのも大事だなあと思いました。
私よりもいくつも若い人たちが、ここまでしっかりとした筆致で、ここまでしっかりとした考えを、ここまで落ち着いた精神状態で、特攻前夜に書けるのかと驚愕したものです。
折に触れては気付きを得る書物です。
⑤田中角栄 頂点をきわめた男の物語 オヤジとわたし
政治史をやっていたら避けては通れない人物でしょう。
一級の人物の人生は非常に勉強になります。
田中角栄 頂点をきわめた男の物語 オヤジとわたし (PHP文庫)
- 作者: 早坂茂三
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2016/06/03
- メディア: 文庫
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教材研究
過去問をいくつか解いていました。
けれども苦手分野がはっきりとわかってきました。やっぱり教員として知識面は絶対に外せないところ。むしろ深い知識は良い授業を生み出す基盤だと確信しています。
経済系・社会保障系・企業論系の読書をたくさんしたいですが、言うは易し行うは難しですね。。
論文
あとは様々な論文にアクセスしました。やっぱりまとまった時間があるとメモも取りやすし、一気に読めるから流れもクリアに残っている。
おかげで何となく次期学習指導要領の流れが把握できてきたところですが、日常の授業実践にまで落とし込めていません。
できれば2学期からちゃんとしたカリキュラム(目標・内容・方法)を簡単でもいいから作りたいなあと思いました。
仕事が始まる
振り返ると夏最初に掲げた読みたい本がどれだけ読めているか。
殆ど読めてませんね。こういうことを確認出来る意味でもブログの効用を感じています。
さて、夏休みは色々と仕事を片付ける毎日です。
2学期からの授業に備えてプリントはほぼほぼ作りましたが、パワポと説明とワークとができてません。つまり、ほぼできてません。
あと半月ですが、持てる限り頑張っていきたいですね。
それでは良い夏休みを。