メンタルに関するライフハックです。
自信をつける
自信のない人たち-コンプレックス
自己肯定感が低い、という悩みは現代社会に生きる多くの人が抱えるものだと感じています。
かくいう私も高くはないと認識しています。
たとえば失敗した経験を引きずって、コンプレックスとして抱えている人。
たとえば、大学生だったら学歴コンプレックスでしょうか。第一志望に落ちたことを引きずって、学歴で人を判断してしまう。学歴が能力の証明であり、序列化した学歴を人間関係にも当てはめてしまう。実際には能力は多様なわけですが、学歴で判断することによって、認知をゆがめてしまう。
僕の場合は出自と、それに伴う社会的能力に対するコンプレックスがあります。
貧困が教育的機会の喪失をもたらす、というような論の出版物が最近たくさん出てきました。自分のコミュニケーション能力や社会性の低さは「格差社会の下位層にいた」ことで説明がついてしまうため、中々心苦しいものがあります。自己の解明の欲求が充足されるにつれて、余計苦しくなっていくのが実感できていました。
ちなみに、進路多様校に勤務していた時は、社会性の低い生徒がいる状況に家庭状況との相関関係があるのかなあと感じていました。
さて、今はそれを意識的に訓練するように気を付けていますが、自分自身を客観的に見て気づくことが出来なければ、コンプレックスの解消も難しいですよね。
わけもわからず苦しい毎日を送るようになってしまいます。
自信の付け方
自己肯定感の低い人は他者の言葉に敏感です。「バカ」とか「どんくさい」とかマイナスの言葉を投げかけられるたびに、自信を喪失していきます。
いちいち傷ついてしまうわけです。
きにしなければいいじゃん、という指摘はごもっとも。しかし、気にして「しまう」のです。セルフコントロールの枠外にある。非常に苦しい状態です。
他者の言葉はその人の価値を表しません。
いくら心無い言葉を投げかけられようが、価値は一ミリも減らないのに、自分の価値がないと「認識してしまう」のです。認知のゆがみです。
これに対処していくには、自分に何ができるのか、客観的に分析することが大事です。
つまり、できること/できないことを明確化して、自分の価値を認識することで、わけのわからない他者評価からバリアを作ることができるのです。
具体的に明確にするには
まず紙とペンを用意しましょう。
過去の経験から自分が何をできたか、具体的に書きだしましょう。たくさん書きだします。どんどん書きだします。それはもう書きだします。
そうしてたくさんの経験を書きだしたら、抽象化します。
自分は何が得意なのか、何が苦手なのか。
最初はむずかしいかもしれません。ですから、いきなり一人でやるのではなく、学校の先生やカウンセラーを頼るのもいいでしょう。
こうやって自分への気づきを得て、自分の価値を認識することは自信につながりますし、なにより意味の分からない他者の言葉に対するバリアになります。
もう心無い言葉を向けられても大丈夫。バカといわれても、「自分は戦略的に物事を計画して他者と協力しながら進めることができる」とか考える事が出来るようになるわけです。
むしろきちんと言語化せずに、3歳児でも使える言葉で相手にマウント取った気になってる痛いヤツとでも思えばいいんです。
それから強みにリソースを向ければ、唯一無二の人物になれますし、弱みを認識すれば、その克服にも昼食できます。
ちなみにこちらの本が自己分析の際に参考になります。
様々なコミュニティに所属する
能力というものは相対的なものです。
自分で能力が高いと思っていても、ある人物と比較した時に、絶望的な能力差を感じるものです。
そうした事態への対処としては「他者と比較しない」ことが大事なのですが、他者との比較は人間であればついつい行ってしまうもの。要は自分の価値観で自分を評価することができれば、良いのですがなかなか難しいものです。
ですから、私はいろんなコミュニティに所属することを提案します。
人間、自分が承認される場が必要です。本来的には家族や職場がその役割を担うと私は思っているのですが、必ずしもそうはいきません。ですから、いろんなコミュニティに所属しましょう。
そこで自分を承認されたり、新たな自分の一面を発見できるかもしれません。それは自分の自信を大きく高めてくれるものとなるでしょう。また、多様な人との交流は自分の尊敬できる人との出会いなど副次的な効果をもたらしてくれます。
要は自分の価値を実感できる場があることが大事なわけです。
まとめ
自己分析を通じて自分の得意・不得意を発見することで、自身の強みを自信にできる
自信をもてば、他者評価にいちいち揺らがない
最初は他者から承認してもらうことが強み・弱みを発見する第一歩かも(人によっては)
継続して自信を保つには勉強を続けること、いろんなコミュニティに所属することがグッド