新卒教員の教科書

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新卒のあの頃の自分へ向けたメッセージをつらつらと書いております。『新卒教員としてのオリジナルテキスト』をつくろうという試みによるブログ。社会科のこととかビビッときた本の書評とか日常生活のこととか。

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「それ、テストに出ますか?」という道具主義についての私見②-なんだかんだ評価の問題じゃん!-

 

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昨日の記事であるけれども、特にこの時期は学年末考査が控えているから、表題の質問はよく聞かれる。そのたびに「具体的に何が出題されるかは言えないけれども、テスト範囲に含まれています」という玉虫色の回答をする。

 

というか「テストに出ますか?」という問いに対して、「そもそも勉強というのはテストのためにするものではなく…(うんぬんかんぬん)」という規範的なことを言い始めても、質問に対する回答になっていないし、説教チックなので子どもたちの心は離れてしまうだろう。

 

では、何と答えたらいいか、といったら「テスト範囲です」と答えるしかない。

だって、評価の中心がテストなんだから。

 

evaluation

 

子どもたちにとって成績というのは重要な指標である。

成績次第で保護者が一喜一憂し、学校内での位置も決まり(競争性・選抜制を敷く学校においては)、教師からの信用も変わる。そして、本人にとっても自己の努力の結晶なのだから、成績の向上・維持に腐心するのは至極当然のことである。

そして、成績を算出する指標として、なんだかんだテストが重要な地位を占めているのであれば、子どもたちはそれを気に掛けるに決まっている。合理的な生徒ならなおのことである。

 

評価をどうするか、は教師にとって永遠のテーマともいえる。

とある先生の言葉を借りれば、評価は沼、といえるほど深みのあるテーマだ。

だが、冒頭の質問には、そもそも評価のツールとしてテストを採用する以上は避けられない質問であり、「テスト範囲です」という答えをするしかない。

それは教師個人の評価方法に端を発する問題ではなく、そもそも学校の方針としてテストを採用しているから生じる構造的な問題なのである。

同時に、どんな人物に育ってほしいか、という学習目標をどのように実現し、どう評価するか、という指導と評価の一体化がどれだけできるのか、という問題にも通ずる。

テストを絶対視するのではなく、それ以外での多面的な要素による評価も検討しないといけないのだなあ…全然この分野はわからん。

 

そういえば麹町中では定期テストを廃止したそうだけど、どんな効果があったんでしょうか。

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最後にやっちゃえ先生の苦心を共有して終わりたい。

 

それでは。

 

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